右足の足関節上腕血圧比〈ABI〉の算出に用いるのはどれか。
右足の足関節上腕血圧比〈ABI〉の算出に用いるのはどれか。
- ⑴ 左上腕収縮期血圧左上腕の値を固定して使うのではありません。左右の高いほうを選びます。
- ⑵ 右上腕収縮期血圧測定する足と同じ側の上腕を使うわけではありません。左右を比べて高いほうを用います。
- ⑶ 左右の上腕収縮期血圧の平均平均は用いません。低いほうの影響を受け、ABIが高めに出てしまいます。
- ⑷ 左右の上腕収縮期血圧のうち高い方鎖骨下動脈狭窄による過小評価を避けるため、左右の上腕血圧のうち高いほうを分母にします。
- ⑸ 左右の上腕収縮期血圧のうち低い方低いほうを使うとABIが実際より高く出て、下肢の動脈閉塞を見逃す恐れがあります。
解説
正解は⑷です。足関節上腕血圧比〈ABI〉は、足関節の収縮期血圧を上腕の収縮期血圧で割って求めます。このとき分母には、左右の上腕で測った収縮期血圧のうち高いほうを用います。鎖骨下動脈の狭窄があると片側の上腕血圧が低く出てしまい、それを使うとABIが実際より高く見えて下肢の動脈閉塞を見逃す恐れがあるためです。0.9以下で下肢閉塞性動脈疾患を疑い、1.3以上では動脈の石灰化を考えます。分母の取り方まで含めて覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成