急性期の過換気症候群で低下するのはどれか。
急性期の過換気症候群で低下するのはどれか。
- ⑴ HCO3-急性期には腎臓の代償が働かないため、重炭酸イオンはほとんど変化しません。
- ⑵ PaCO2換気が増えて二酸化炭素が過剰に排出されるため、動脈血二酸化炭素分圧が低下します。
- ⑶ 動脈血pH二酸化炭素が減ることで呼吸性アルカローシスとなり、pHはむしろ上昇します。
- ⑷ 血清カリウム血清カリウムは細胞内への移動で下がりますが、設問が主眼とするのは一次的な変化です。
- ⑸ 血清ナトリウム血清ナトリウムは過換気では大きく変化しません。
解説
正解は⑵です。過換気症候群では呼吸が速く深くなり、二酸化炭素が過剰に吐き出されるため、動脈血二酸化炭素分圧が下がります。その結果、血液はアルカリ性に傾き、動脈血pHは上昇します。急性期には腎臓による代償が間に合わないので、重炭酸イオンはほとんど変わりません。またアルカローシスでは細胞内へカリウムが移動して血清カリウムが下がり、アルブミンと結合するカルシウムが増えてイオン化カルシウムが減るため、しびれやテタニーが生じます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成