ABO 血液型について誤っているのはどれか。
ABO 血液型について誤っているのはどれか。
- ⑴ ABO 血液型はLandsteiner の法則に従う。自分がもたない抗原への抗体を規則的にもつという法則で、ABO血液型に当てはまります。正しい記述です。
- ⑵ ABO 遺伝子は第9 染色体長腕に存在する。ABO遺伝子は第9染色体長腕に位置します。正しい記述です。
- ⑶ 新生児や乳児のABO 血液型抗原量は少ない。新生児や乳児では抗原量が成人の2〜4割程度と少なく、判定が弱く出ます。正しい記述です。
- ⑷ 抗A および抗B 抗体の産生は胎児期に始まる。抗A・抗B抗体は生後3〜6か月ごろから作られ始めます。胎児期には産生されません。
- ⑸ 獲得性B はA 抗原が後天的に変化したものである。獲得性Bは細菌の酵素によりA抗原が変化して生じます。正しい記述です。
解説
正解は⑷です。抗Aおよび抗B抗体は、腸内細菌などがもつ血液型に似た抗原に触れることで作られるようになるため、産生が始まるのは生後3〜6か月ごろです。胎児期には作られないので、この記述が誤りです。ABO血液型では、自分がもたない抗原に対する抗体を規則的にもつというLandsteinerの法則が成り立ちます。ABO遺伝子は第9染色体の長腕にあり、新生児や乳児では抗原量が少なく、獲得性BはA抗原が細菌の酵素で変化して生じるものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成