間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見(別冊No. 14)を別に示す。この所見から…
間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見(別冊No. 14)を別に示す。この所見から考えられるのはどれか。
- ⑴ CREST 症候群分裂期に染色体の並ぶ位置へ点が集まる像は抗セントロメア抗体に特有で、CREST症候群を示します。
- ⑵ Sjögren 症候群Sjögren症候群では抗SS-A/SS-B抗体による細かい斑紋型が主になります。
- ⑶ 薬剤誘発性ループス薬剤誘発性ループスでは抗ヒストン抗体による均質型が典型です。
- ⑷ 混合性結合組織病〈MCTD〉混合性結合組織病では抗U1-RNP抗体による粗大斑紋型が特徴になります。
- ⑸ 全身性エリテマトーデス〈SLE〉全身性エリテマトーデスでは抗DNA抗体による辺縁型や均質型が主体です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。示された蛍光像では、間期の核に大きさのそろった点が数十個散在し、分裂期の細胞では染色体の並ぶ位置に点が集まっています。動原体(セントロメア)を認識する抗セントロメア抗体に特徴的な所見で、CREST症候群と結びつきます。Sjögren症候群では抗SS-A/SS-B抗体による細かい斑紋型、薬剤誘発性ループスでは抗ヒストン抗体による均質型、混合性結合組織病では抗U1-RNP抗体による粗大斑紋型、全身性エリテマトーデスでは辺縁型や均質型が主に見られます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成