ハートインフュージョンブイヨンで培養した菌の染色標本(別冊No. 13)を別に示…
ハートインフュージョンブイヨンで培養した菌の染色標本(別冊No. 13)を別に示す。染色法はどれか。
- ⑴ Giménez 染色Giménez 染色はレジオネラやリケッチアを赤く染める方法で、鞭毛は染め出しません。
- ⑵ Hiss 法Hiss 法は莢膜を染める方法です。菌体の周囲が抜けて見える像になります。
- ⑶ Leifson 法媒染剤で鞭毛を太らせてから染める鞭毛染色法で、菌体から伸びる細い鞭毛が観察できます。
- ⑷ Neisser 法Neisser 法はジフテリア菌の異染小体を染める方法で、菌体内の顆粒が濃く染まります。
- ⑸ Wirtz 法Wirtz 法は芽胞を緑色に染める方法です。菌体内の芽胞を見るために用います。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。示された標本では、菌体から伸びる細く長い鞭毛が染め出されています。Leifson 法は媒染剤で鞭毛を太らせてから染める鞭毛染色法で、液体培地で元気に育った菌を用いると鞭毛がよく保たれます。Giménez 染色はレジオネラやリケッチアを染める方法、Hiss 法は莢膜、Neisser 法はジフテリア菌の異染小体、Wirtz 法は芽胞を染める方法です。どの構造を見たいのかと染色法を対にして覚えておくと、標本から逆に判断できるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成