赤血球沈降速度が遅延するのはどれか。2 つ選べ。
赤血球沈降速度が遅延するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 関節リウマチ炎症により急性期蛋白が増えて連銭形成が進むため、赤沈は促進します。
- ⑵ 真性赤血球増加症赤血球が多く互いに妨げ合って沈みにくくなるため、赤沈は遅延します。
- ⑶ ネフローゼ症候群アルブミンが失われて相対的に大きな蛋白の割合が増えるため、赤沈は促進します。
- ⑷ 原発性マクログロブリン血症分子量の大きいIgMが増えて連銭形成が強く進むため、赤沈は著しく促進します。
- ⑸ 先天性無フィブリノゲン血症連銭形成を最も強く促すフィブリノゲンが欠けているため、赤沈は遅延します。
解説
正解は⑵と⑸です。赤血球沈降速度は、赤血球が連銭を作って沈む速さを見る検査です。真性赤血球増加症では赤血球の数が多く、互いにぶつかり合って沈みにくくなるため遅延します。先天性無フィブリノゲン血症では、連銭形成を促す最大の因子であるフィブリノゲンが欠けているので、やはり遅くなります。関節リウマチではフィブリノゲンなどの急性期蛋白が増え、ネフローゼ症候群ではアルブミンが減って相対的に大きな蛋白が増え、マクログロブリン血症ではIgMが増えるため、いずれも促進します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成