我が国における肺の悪性腫瘍のうち最も頻度が高いのはどれか。
我が国における肺の悪性腫瘍のうち最も頻度が高いのはどれか。
- ⑴ 腺癌日本の肺癌の約半数を占める最も多い組織型で、肺野末梢に発生しやすい型です。
- ⑵ 小細胞癌小細胞癌は全体の1割強で、肺門部に生じ進行が速い型です。最多ではありません。
- ⑶ 大細胞癌大細胞癌は頻度が低く、数%程度にとどまります。
- ⑷ 扁平上皮癌扁平上皮癌は喫煙との関係が深い型ですが、頻度では腺癌に及びません。
- ⑸ 悪性中皮腫悪性中皮腫は胸膜に生じる腫瘍で、肺そのものの悪性腫瘍とは区別されます。
解説
正解は⑴です。日本の肺癌では腺癌が最も多く、全体のおよそ半数を占めます。末梢の肺野に発生することが多く、喫煙との関わりは扁平上皮癌ほど強くないため、女性や非喫煙者にも見られます。扁平上皮癌と小細胞癌は肺門部の太い気管支に生じやすく、いずれも喫煙との関係が深い型です。大細胞癌は頻度が低く、悪性中皮腫は肺ではなく胸膜に生じる腫瘍で、石綿の曝露が原因となります。発生部位と喫煙との関わりを組にして整理しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成