血栓の誘因となりにくいのはどれか。
血栓の誘因となりにくいのはどれか。
- ⑴ 喫煙喫煙は血管内皮を傷つけ、血小板を活性化させます。血栓のはっきりした危険因子です。
- ⑵ 悪性腫瘍悪性腫瘍は組織因子などを放出して血液を固まりやすくし、静脈血栓症の原因になります。
- ⑶ 心房細動心房細動では左心房内で血液がよどみ、血栓ができて脳塞栓症を起こします。
- ⑷ 脂質異常症脂質異常症は動脈硬化を進め、プラークの破綻をきっかけに血栓をつくります。
- ⑸ ビタミンK 欠乏ビタミンK依存性凝固因子が働かなくなり、むしろ出血の方向に傾きます。血栓の誘因にはなりません。
解説
正解は⑸です。ビタミンKが不足すると、第Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子が働ける形に仕上がらず、血液は固まりにくくなります。つまり出血の方向に傾くので、血栓の誘因にはなりません。喫煙は血管内皮を傷つけ、悪性腫瘍は組織因子などを放出して血液を固まりやすくします。心房細動では左心房内で血液がよどみ、脂質異常症は動脈硬化を進めて血管内皮を傷めます。血栓ができる条件は、血流の停滞・血管壁の傷害・血液の凝固しやすさという3つにまとめて覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成