気管支の特殊染色標本(別冊No. 10)を別に示す。染色法はどれか。
気管支の特殊染色標本(別冊No. 10)を別に示す。染色法はどれか。
- ⑴ Nile blue 染色Nile blue 染色は中性脂肪と脂肪酸を染め分ける方法で、粘液を染めるものではありません。
- ⑵ Berlin blue 染色Berlin blue 染色はヘモジデリンなどの三価鉄を青く染めます。粘液には反応しません。
- ⑶ Alcian blue 染色酸性粘液多糖類を青く染める方法で、気管支の杯細胞や粘液腺の分泌物が染まります。
- ⑷ Victoria blue 染色Victoria blue 染色は弾性線維やHBs抗原を染めます。粘液を染める目的では使いません。
- ⑸ toluidine blue 染色toluidine blue 染色は異染性により肥満細胞顆粒や軟骨基質を赤紫に染めます。染まり方が異なります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。示された気管支の標本では、杯細胞や粘液腺の分泌物が鮮やかな青色に染まっています。酸性粘液多糖類を青く染めるAlcian blue 染色の像です。Nile blue 染色は脂肪を、Berlin blue 染色は三価鉄を、Victoria blue 染色は弾性線維やHBs抗原を、toluidine blue 染色は異染性により肥満細胞の顆粒や軟骨基質を染めます。いずれも青系の色を示す染色ですが、染まる対象がそれぞれ違うので、どの成分を見たいのかと結びつけて覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成