血中LD/AST 比が1 のとき、最も考えられるのはどれか。
血中LD/AST 比が1 のとき、最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 白血病白血病では腫瘍細胞の壊れによりLDが著しく高くなり、比は大きな値になります。
- ⑵ 急性肝炎肝細胞の障害でASTが強く上昇するため、LD/AST比は1前後の低い値をとります。
- ⑶ 心筋梗塞心筋梗塞ではLDとASTがともに上昇しますが、比は5前後になり1にはなりません。
- ⑷ 多発性筋炎多発性筋炎でも比は5前後です。CKの著明な上昇を伴う点も特徴になります。
- ⑸ 溶血性貧血溶血性貧血では赤血球由来のLDが著しく増えるため、比は10を超えることもあります。
解説
正解は⑵です。LDとASTはどちらも細胞に広く存在する逸脱酵素ですが、その比は障害された臓器によって特徴が出ます。急性肝炎では肝細胞が壊れてASTが大きく上昇し、LDの上昇はそれほど目立たないため、LD/AST比は1前後という低い値になります。白血病や溶血性貧血ではLDが著しく高くなるので比は10を超えることもあり、心筋梗塞や多発性筋炎では5前後になります。比の大小から、どの臓器の障害かを絞り込む使い方を覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成