グリコアルブミン〈GA〉について正しいのはどれか。
グリコアルブミン〈GA〉について正しいのはどれか。
- ⑴ 鉄欠乏性貧血で高値になる。鉄欠乏性貧血で見かけ上高くなるのはHbA1cです。グリコアルブミンはこの影響を受けません。
- ⑵ 基準範囲は6.2%以下である。6.2%以下はHbA1cの基準です。グリコアルブミンの基準範囲は11〜16%程度になります。
- ⑶ 約2 か月間の血糖値の平均を反映する。反映するのは約2週間の平均血糖です。約2か月を反映するのはHbA1cです。
- ⑷ バリンに安定的に糖が結合したものである。バリンに糖が結合するのはヘモグロビンβ鎖の話です。グリコアルブミンはアルブミンのリジンなどに結合します。
- ⑸ 透析患者の血糖コントロールの指標に適している。赤血球寿命の影響を受けないため、透析患者の血糖コントロールの指標として適しています。
解説
正解は⑸です。グリコアルブミンは、アルブミンに糖が結合した割合を示す指標で、アルブミンの半減期を反映して過去およそ2週間の血糖の平均を表します。赤血球の寿命の影響を受けないため、透析を受けている患者のように貧血や赤血球寿命の短縮がある場合でも、血糖の状態を正しく評価できます。鉄欠乏性貧血で高くなるのはHbA1cで、グリコアルブミンの基準範囲は11〜16%程度です。バリンに糖が結合するのもHbA1cの話で、混同しないようにしましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成