下腹部正中横走査と右縦走査による女性骨盤腔の超音波像(別冊No. 7)を別に示す…
下腹部正中横走査と右縦走査による女性骨盤腔の超音波像(別冊No. 7)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
- ⑴ 腟腟は子宮頸部から会陰に向かう線状の高エコーとして描かれ、正中に位置します。矢印の構造とは異なります。
- ⑵ 子宮子宮は正中にある洋梨形の実質臓器で、内膜が線状の高エコーとして見えます。位置が合いません。
- ⑶ 直腸直腸は子宮の背側にあり、内部のガスによる多重反射や音響陰影を伴います。
- ⑷ 膀胱膀胱は最も腹壁側にある無エコーの領域で、観察の窓として使われます。
- ⑸ 卵巣子宮の左右背側にあり、内部に複数の小さな卵胞を含む楕円形の構造で、卵巣の特徴にあてはまります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。女性の骨盤腔を経腹的に観察するときは、尿をためた膀胱を音の窓にして、その奥に子宮を描出します。子宮の左右背側に、内部に小さな卵胞を複数含むやや低エコーの楕円形の構造として見えるのが卵巣で、矢印はこれを指しています。腟は子宮頸部から連なる線状の高エコー、直腸はガスを含んで音響陰影を伴います。膀胱は前面の無エコー領域、子宮は正中の洋梨形の実質臓器として描かれます。位置関係を手がかりに見分けましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成