頸動脈超音波検査の右総頸動脈長軸像(別冊No. 6)を別に示す。内中膜複合体厚〈…
頸動脈超音波検査の右総頸動脈長軸像(別冊No. 6)を別に示す。内中膜複合体厚〈IMT〉の計測方法として正しいのはどれか。
- ⑴ ①測る区間が内中膜複合体と一致していません。IMTは遠位壁の内膜内側から中膜外側までです。
- ⑵ ②近位壁での計測は境界が不明瞭になりやすく、IMTの計測には用いません。
- ⑶ ③遠位壁の内膜内側の境界から中膜外側の境界までを、壁に垂直に測っており、IMTの定義どおりです。
- ⑷ ④外膜まで含めた厚さになっており、内中膜複合体だけを測ったことになりません。
- ⑸ ⑤血管壁に対して斜めに測っているため、実際より厚い値になってしまいます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。内中膜複合体厚〈IMT〉は、血管の遠位壁で、内膜の内側の境界(血液と内膜の境目)から中膜の外側の境界(中膜と外膜の境目)までを、血管壁に垂直に測った厚さです。示された図では③がその区間にあたります。近位壁は超音波の反射の具合で境界がぼやけやすいため、原則として遠位壁で測ります。内腔の径や外膜まで含めた厚さ、斜めに測った長さは、いずれもIMTとしては扱いません。どこからどこまでを測るのかを正確に覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成