心電図波形(別冊No. 3)を別に示す。試みるべき対処法として正しいのはどれか。
心電図波形(別冊No. 3)を別に示す。試みるべき対処法として正しいのはどれか。
- ⑴ アースの接続を確認する。アースの確認は交流障害への対処です。規則正しい50Hzや60Hzの波が重なるときに行います。
- ⑵ 患者に力を抜いてもらう。細かく不規則な基線のゆれは筋電図の混入です。力を抜いてもらうことで消えます。
- ⑶ 電動ベッドの電源を抜く。電動ベッドの電源を抜くのも交流障害への対処で、筋電図の混入には効果がありません。
- ⑷ 電極と誘導コードの接続を確認する。接続不良では基線が大きく振れたり平坦になったりします。細かいゆれの原因にはなりません。
- ⑸ 記録の間、患者に呼吸を止めてもらう。呼吸を止めてもらうのは、呼吸性に基線が大きくうねるときの対処です。この波形には当てはまりません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。示された心電図には、基線に細かく不規則なゆれが重なっています。骨格筋の活動電位が混入した筋電図障害の波形で、患者に力を抜いてもらい、楽な姿勢をとらせることで消えます。アースの確認や電動ベッドの電源を抜く対処は、規則正しい50Hzまたは60Hzの交流障害に対するものです。電極とコードの接続が悪いときは、基線が大きく振れたり平坦になったりします。呼吸を止めてもらうのは基線が大きくうねるときの対処で、この波形には当てはまりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成