末期慢性腎不全で認められるのはどれか。2 つ選べ。
末期慢性腎不全で認められるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 低リン血症リンは腎から排泄されます。排泄できなくなる末期腎不全では高リン血症になり、向きが逆です。
- ⑵ 低カリウム血症カリウムも尿へ捨てられなくなるため、末期腎不全では高カリウム血症が問題になります。
- ⑶ 低カルシウム血症活性型ビタミンDが作れず腸管からのカルシウム吸収が落ちるうえ、高リン血症も加わって低下します。
- ⑷ 低ナトリウム血症尿の希釈・濃縮ができず体に水がたまるため、希釈性の低ナトリウム血症を生じます。
- ⑸ 低マグネシウム血症マグネシウムも腎から排泄される電解質で、末期腎不全では高マグネシウム血症に傾きます。
解説
正解は⑶と⑷です。末期の慢性腎不全では、腎臓で活性型ビタミンDを作れなくなり、腸管からのカルシウム吸収が落ちるため低カルシウム血症になります。また尿を薄めたり濃くしたりする力が失われ、体に水がたまるので、希釈による低ナトリウム血症も生じます。一方、リン・カリウム・マグネシウムはいずれも尿へ捨てられなくなるため、高い値に傾きます。低リン血症・低カリウム血症・低マグネシウム血症は、いずれも向きが逆になるので誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成