汎血球減少症を呈するのはどれか。2 つ選べ。
汎血球減少症を呈するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 腎性貧血腎性貧血はエリスロポエチンの不足によるもので、減るのは赤血球だけです。白血球や血小板は保たれます。
- ⑵ 鉄欠乏性貧血鉄欠乏性貧血ではヘモグロビンが作れず赤血球が減りますが、他の系統は影響を受けません。
- ⑶ 巨赤芽球性貧血DNA合成の障害で骨髄内の細胞が壊れる無効造血が起こり、三系統がそろって減ります。
- ⑷ 再生不良性貧血造血幹細胞そのものが減るため、赤血球・白血球・血小板のすべてが低下します。
- ⑸ 自己免疫性溶血性貧血自己免疫性溶血性貧血では自己抗体により赤血球だけが壊されます。汎血球減少にはなりません。
解説
正解は⑶と⑷です。汎血球減少症は、赤血球・白血球・血小板がそろって減る状態を指します。巨赤芽球性貧血ではビタミンB12や葉酸の不足でDNA合成が滞り、骨髄の中で細胞が壊れる無効造血が起きるため、三系統すべてが減ります。再生不良性貧血では造血幹細胞そのものが減るので、やはり全系統が低下します。腎性貧血はエリスロポエチンの不足、鉄欠乏性貧血は鉄の不足で、いずれも赤血球系だけが減ります。自己免疫性溶血性貧血も赤血球だけが壊される病態です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成