培養検査で検出された細菌が起炎菌である可能性の最も高い検体はどれか。
培養検査で検出された細菌が起炎菌である可能性の最も高い検体はどれか。
- ⑴ 便便には大量の腸内常在菌がいます。培養で菌が出ても、それが原因菌かどうかは判断できません。
- ⑵ 喀痰喀痰は口腔を通って出るため常在菌が混じります。品質評価と定量的な判断が欠かせません。
- ⑶ 髄液髄液は無菌の検体です。検出された菌は、汚染を除けばそのまま起炎菌と考えられます。
- ⑷ 自然尿自然尿は外尿道口の常在菌が混じります。菌数を数えたうえで意義を判断する必要があります。
- ⑸ 鼻咽頭粘液鼻咽頭には常在菌叢があり、病原菌の保菌も珍しくありません。検出だけでは原因と決められません。
解説
正解は⑶です。髄液はもともと無菌の検体で、常在菌が混じる余地がありません。そこから細菌が培養された場合は、採取時の汚染を除けば起炎菌である可能性が高いと判断できます。便・喀痰・自然尿・鼻咽頭粘液は、いずれも常在菌叢のある部位を通って採取されるため、検出された菌がそのまま原因菌とは限りません。検体がもともと無菌の部位から採られたものかどうかが、培養結果の解釈を大きく左右します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成