パニック値として報告すべきなのはどれか。
パニック値として報告すべきなのはどれか。
- ⑴ K 7.0 mmol/L高カリウム血症は心室細動や心停止に直結します。7.0 mmol/L は直ちに連絡すべき水準です。
- ⑵ Na 130 mmol/L低ナトリウム血症としては軽度で、意識障害や痙攣を起こす水準ではありません。緊急連絡の対象にはなりません。
- ⑶ LD 300 U/LLDの軽い上昇は多くの病態で見られ、それだけで生命の危険を示すものではありません。
- ⑷ 血小板数 50 万/μL血小板は増加していますが、出血も血栓も差し迫っている値ではなく、緊急性はありません。
- ⑸ ヘモグロビン 15.0 g/dLヘモグロビン15.0 g/dL は成人の基準範囲内です。そもそも異常値ではありません。
解説
正解は⑴です。パニック値とは、生命に関わる危険な状態を示しており、直ちに主治医へ連絡すべき検査値のことです。カリウム7.0 mmol/L は高度の高カリウム血症で、致死的な不整脈や心停止を起こしうるため、報告の対象になります。ナトリウム130 mmol/L は軽度の低下にとどまり、LD 300 U/L も軽い上昇にすぎません。血小板数50万/μL は増加していますが緊急性はなく、ヘモグロビン15.0 g/dL は基準範囲内の値です。数値の異常さそのものではなく、放置したときの危険度で判断しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成