腸内細菌科の細菌をTSI 培地(左)とSIM 培地(右)へ接種し、35 ℃で好気…
腸内細菌科の細菌をTSI 培地(左)とSIM 培地(右)へ接種し、35 ℃で好気培養した結果(別冊No. 11)を別に示す。SIM 培地にはインドール試薬を滴下済みである。考えられる細菌はどれか。
- ⑴ Citrobacter freundii硫化水素が、陽性です。
- ⑵ Escherichia coliインドールが、陽性です。
- ⑶ Klebsiella pneumoniae運動性が、ありません。
- ⑷ Proteus vulgaris乳糖を、分解しません。
- ⑸ Shigella sonnei運動性が、ありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。示された培地では、TSI培地の斜面と高層部がともに黄色でガスが生じ、硫化水素による黒変はなく、SIM培地は運動性陽性でインドール試薬を加えた部分が赤く変わっています。乳糖分解、ガス産生、硫化水素陰性、インドール陽性という組合せは大腸菌の性状です。残りの四つは、このいずれかが合いません。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-07.html)を加工して作成