成人男性がアフリカから帰国後に発熱した。末梢血厚層塗抹のGiemsa 染色標本(…
成人男性がアフリカから帰国後に発熱した。末梢血厚層塗抹のGiemsa 染色標本(別冊No. 1)を別に示す。この感染症について正しいのはどれか。
- ⑴ 自然治癒する。自然治癒は、しません。
- ⑵ 治療薬はない。治療薬が、あります。
- ⑶ ツェツェバエが媒介する。ハマダラカが、媒介します。
- ⑷ 感染初期に肝臓で増殖する。肝細胞に入って、分裂します。
- ⑸ 細胞内寄生細菌感染症である。原虫による、感染症です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。示された標本には赤血球内に輪状体をもつマラリア原虫が認められます。マラリアでは、蚊から入ったスポロゾイトがまず肝細胞に入って分裂し、そこから出たメロゾイトが赤血球に感染します。放置すると重症化するので自然治癒せず、治療薬があり、媒介するのはハマダラカで、原虫による感染症です。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-07.html)を加工して作成