腎臓移植後に肺炎をきたした患者の喀痰のGram 染色標本(別冊No. 12A)及…
腎臓移植後に肺炎をきたした患者の喀痰のGram 染色標本(別冊No. 12A)及びKinyoun 染色標本(別冊No. 12B)を別に示す。推定されるのはどれか。
- ⑴ Bacillus 属抗酸性を、示しません。
- ⑵ Clostridium 属抗酸性を、示しません。
- ⑶ Corynebacterium 属抗酸性を、示しません。
- ⑷ Listeria 属抗酸性を、示しません。
- ⑸ Nocardia 属弱抗酸性を、示します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。示された標本には、分枝する細長いグラム陽性の桿菌が認められ、キニヨン染色で部分的に赤く染まる弱抗酸性を示しています。この性状はノカルジア属の特徴で、免疫が低下した患者の肺炎の原因になります。バシラス属とクロストリジウム属、コリネバクテリウム属、リステリア属は、いずれも抗酸性を示しません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-07.html)を加工して作成