術中迅速組織標本(別冊No. 5)を別に示す。矢印で示す現象が生じた工程はどれか…
術中迅速組織標本(別冊No. 5)を別に示す。矢印で示す現象が生じた工程はどれか。
- ⑴ 組織採取この空隙は、生じません。
- ⑵ 凍結氷の結晶が、成長します。
- ⑶ 薄切しわや、傷になります。
- ⑷ 固定この空隙は、生じません。
- ⑸ 染色この空隙は、生じません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。矢印の部分には、組織の中に細長い裂け目のような空隙が並んでいます。これは凍結が遅いために組織内の水が大きな氷の結晶に成長し、細胞を押しのけてできた氷晶アーチファクトです。急速に凍結すれば防げます。組織採取、薄切、固定、染色の工程では、この形の空隙は生じません。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-07.html)を加工して作成