細菌に対する自然免疫の機能で誤っているのはどれか。
細菌に対する自然免疫の機能で誤っているのはどれか。
- ⑴ Toll 様受容体が菌体成分を認識する。自然免疫の認識機構で、正しい記述です。
- ⑵ 補体系では主として古典経路が働く。古典経路は抗体によって始まります。
- ⑶ 好中球は血中から炎症箇所に移動する。自然免疫の反応で、正しい記述です。
- ⑷ 粘膜を覆っている粘液には抗菌作用がある。物理化学的な防御で、正しい記述です。
- ⑸ 樹状細胞は抗原提示により獲得免疫への橋渡しを行う。獲得免疫への橋渡しで、正しい記述です。
解説
正解は⑵です。自然免疫で主にはたらくのは、菌体表面の糖鎖を認識する副経路とレクチン経路です。古典経路は抗原抗体複合体によって始まるため、抗体が作られたあとの獲得免疫に属します。Toll様受容体による菌体成分の認識、好中球の血中から炎症部位への遊走、粘液に含まれるリゾチームなどの抗菌作用、樹状細胞による抗原提示は、いずれも自然免疫の重要な機能です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成