モノクローナル抗体作製法について正しいのはどれか。
モノクローナル抗体作製法について正しいのはどれか。
- ⑴ 細胞融合剤としてエタノールを使用する。ポリエチレングリコールを用います。
- ⑵ HAT 培地中のヒポキサンチンは核酸合成を阻害する。ヒポキサンチンはサルベージ経路の材料です。
- ⑶ 骨髄腫同士の融合細胞はHAT 培地中のチミジンにより死滅する。アミノプテリンによって死滅します。
- ⑷ 骨髄腫細胞とB 細胞が融合したものはハイブリドーマと呼ばれる。両方の性質を併せ持つ融合細胞です。
- ⑸ B 細胞同士の融合細胞はHAT 培地中のアミノプテリンにより死滅する。寿命が短く、自然に消えていきます。
解説
正解は⑷です。モノクローナル抗体は、抗原で免疫した動物のB細胞と、無限に増える骨髄腫細胞を融合させて作ります。この融合細胞をハイブリドーマと呼び、抗体を作り続ける能力と増え続ける能力を併せ持ちます。細胞融合にはポリエチレングリコールを用い、HAT培地のアミノプテリンが核酸の新規合成を止めるため、サルベージ経路が働かない骨髄腫どうしの融合細胞が死滅します。B細胞どうしの融合細胞は寿命が短く自然に消えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成