分子標的薬投与の決定にHER2 を用いるのはどれか。
分子標的薬投与の決定にHER2 を用いるのはどれか。
- ⑴ 乳癌過剰発現を確かめて抗HER2抗体を使います。
- ⑵ 大腸癌RAS遺伝子の変異を指標にします。
- ⑶ 悪性黒色腫BRAF遺伝子の変異を指標にします。
- ⑷ 非小細胞肺癌EGFRやALKを指標にします。
- ⑸ 消化管間質腫瘍〈GIST〉KITを指標にします。
解説
正解は⑴です。HER2は細胞の増殖を促す受容体型の分子で、乳癌の15から20パーセントで過剰に発現しています。免疫組織化学やFISH法で陽性と確かめられた場合に、抗HER2抗体であるトラスツズマブの適応が決まります。胃癌でも用いられます。大腸癌ではRAS遺伝子の変異、悪性黒色腫ではBRAF、非小細胞肺癌ではEGFRやALK、消化管間質腫瘍ではKITが指標になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成