生体組織の電気的特性について正しいのはどれか。
生体組織の電気的特性について正しいのはどれか。
- ⑴ 結合組織の透磁率は鉄とほぼ等しい。生体はほぼ非磁性体です。
- ⑵ 細胞膜は細胞質よりも抵抗率が低い。脂質二重層のため抵抗率は高いです。
- ⑶ 測定する方向により物性値が異なる。組織の向きによって物性値が変わります。
- ⑷ 比誘電率は電流の大きさに依存する。周波数で変わり、電流には依存しません。
- ⑸ 脂肪組織は筋組織よりも導電率が高い。水分が少なく、導電率は低いです。
解説
正解は⑶です。生体組織は細胞や線維が一定の向きにそろっているため、電流を流す方向によって導電率や誘電率が変わります。この性質を異方性といいます。結合組織を含め生体はほぼ非磁性体で、透磁率は真空とほぼ同じであり鉄とは比べものになりません。細胞膜は脂質二重層でできていて細胞質より抵抗率が高く、比誘電率は周波数で変わるものの電流の大きさには依存しません。脂肪組織は水分が少なく、筋組織より導電率が低いです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成