末梢血液のMay-Giemsa 染色標本(別冊No. 9)を別に示す。考えられる…
末梢血液のMay-Giemsa 染色標本(別冊No. 9)を別に示す。考えられるのはどれか。
- ⑴ 血球貪食症候群〈HPS〉マクロファージが血球を取り込みます。
- ⑵ Hodgkin リンパ腫〈HL〉末梢血に腫瘍細胞はほとんど出ません。
- ⑶ 成人T 細胞白血病〈ATL〉核が花弁状にくびれた細胞が特徴です。
- ⑷ ヘアリー細胞白血病〈HCL〉毛状の突起を持つ細胞が特徴です。
- ⑸ 慢性リンパ性白血病〈CLL〉小型で均一な成熟リンパ球が増えます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。示された末梢血の標本では、核に深い切れ込みが入って花弁のようにみえる異常リンパ球が多数認められます。この花細胞は成人T細胞白血病に特徴的な所見です。ヘアリー細胞白血病では細胞質から細かい毛状の突起が出る細胞、慢性リンパ性白血病では小型で均一な成熟リンパ球が増え、血球貪食症候群ではマクロファージが血球を取り込んだ像がみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成