イオン選択電極法による測定で、血清Na 140 mmol/L、血清Cl 125 …
イオン選択電極法による測定で、血清Na 140 mmol/L、血清Cl 125 mmol/L であった。考えられるのはどれか。
- ⑴ 嘔吐塩化物イオンはむしろ低下します。
- ⑵ 尿崩症ナトリウムが高値になりやすい病態です。
- ⑶ 臭素中毒臭化物イオンに反応して高く測定されます。
- ⑷ Addison 病ナトリウムが低下しやすい病態です。
- ⑸ Cushing 症候群この組合せの所見にはなりません。
解説
正解は⑶です。イオン選択電極法に用いる塩化物イオン電極は、臭化物イオンやヨウ化物イオンにも反応してしまいます。そのため臭素を含む薬剤を大量に服用した臭素中毒では、ナトリウムが基準範囲内であるのに塩化物イオンだけが見かけ上高く測定され、アニオンギャップが見かけ上小さくなります。嘔吐では塩化物イオンは低下し、尿崩症やAddison病、Cushing症候群でも同じ所見にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成