呼吸不全を呈する筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉の肺機能検査で予想される結果はどれか…
呼吸不全を呈する筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉の肺機能検査で予想される結果はどれか。2つ選べ。ただし、他の呼吸器疾患の合併はないものとする。
- ⑴ 1秒率低下気道は侵されず、1秒率は保たれます。
- ⑵ 残気量減少吐き切れずにむしろ増加します。
- ⑶ 肺活量減少吸気筋力の低下により減少します。
- ⑷ 機能的残気量減少減少せず、保たれるか増加します。
- ⑸ 肺拡散能〈DLCO〉低下換気される肺胞が減り、見かけ上低下します。
解説
正解は⑶と⑸です。筋萎縮性側索硬化症では呼吸筋が萎縮するため、息を吸い込む力が落ちて肺活量が減少します。肺そのものは正常でも、吸い込める量が減って換気される肺胞が少なくなるので、一回呼吸法で測る肺拡散能も見かけ上低下します。気道は侵されないため1秒率は保たれ、息を吐き切る力も落ちることから残気量はむしろ増え、機能的残気量も減少しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成