ADH 不適合分泌症候群〈SIADH〉について誤っているのはどれか。
ADH 不適合分泌症候群〈SIADH〉について誤っているのはどれか。
- ⑴ 脱水がみられる。水が貯留するため、脱水にはなりません。
- ⑵ 尿浸透圧が高い。尿が濃縮され、正しい記述です。
- ⑶ 意識障害を生じる。低ナトリウム血症により起こります。
- ⑷ 低ナトリウム血症がみられる。希釈性に低下し、正しい記述です。
- ⑸ 病因として肺小細胞癌がある。異所性産生の代表で、正しい記述です。
解説
正解は⑴です。SIADHではバゾプレシンが不適切に分泌され続けるため、腎で水が再吸収されて体液量はむしろ増えており、脱水はみられません。水が貯留する結果として希釈性の低ナトリウム血症となり、血漿浸透圧が低いにもかかわらず尿は濃縮されて尿浸透圧が高くなります。低ナトリウム血症が進むと意識障害を起こし、原因としては肺小細胞癌による異所性産生がよく知られています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成