補体のコールドアクチベーション(寒冷活性化)で正しいのはどれか。2つ選べ。
補体のコールドアクチベーション(寒冷活性化)で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ HCV 抗体が関連している。HCV感染に伴って起こります。
- ⑵ C3 蛋白濃度は低値である。蛋白濃度としては保たれます。
- ⑶ C4 蛋白濃度は低値である。蛋白濃度としては保たれます。
- ⑷ 血清補体価(CH50)は正常である。溶血活性は低値になります。
- ⑸ クリオグロブリンが関連している。低温で析出して補体を活性化します。
解説
正解は⑴と⑸です。コールドアクチベーションは、血清を4 ℃で保存している間に補体が活性化されてしまう現象で、C型肝炎ウイルス感染に伴うクリオグロブリン血症で起こります。クリオグロブリンが低温で析出し、そこで補体が活性化されるためです。その結果、溶血活性をみる血清補体価は低値になりますが、C3やC4の蛋白濃度は免疫学的に分解産物も一緒に測られるため見かけ上は保たれます。活性と蛋白濃度が食い違うことが、この現象を見つける手がかりになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成