後天性血友病A の検査所見として誤っているのはどれか。
後天性血友病A の検査所見として誤っているのはどれか。
- ⑴ 第Ⅷ因子活性は低下する。自己抗体により低下し、正しい記述です。
- ⑵ 第Ⅷ因子インヒビターが検出される。自己抗体として検出されます。
- ⑶ プロトロンビン時間は基準範囲内である。外因系は保たれ、正しい記述です。
- ⑷ クロスミキシング試験は下に凸の曲線を示す。インヒビター型では上に凸になります。
- ⑸ 活性化部分トロンボプラスチン時間は延長する。内因系の異常として延長します。
解説
正解は⑷です。クロスミキシング試験で患者血漿と正常血漿を混ぜたとき、インヒビターがあると正常血漿の因子まで中和されるため、曲線は上に凸になります。下に凸になるのは因子欠乏型です。後天性血友病Aは第Ⅷ因子に対する自己抗体によって起こるので、第Ⅷ因子活性が低下してインヒビターが検出され、内因系を反映するAPTTだけが延長し、PTは基準範囲内にとどまります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成