抗原抗体反応について正しいのはどれか。
抗原抗体反応について正しいのはどれか。
- ⑴ 不可逆的反応である。条件を変えると解離する可逆的反応です。
- ⑵ 共有結合が関与する。弱い非共有結合によって成り立ちます。
- ⑶ 水素結合が関与する。結合に関わる非共有結合の一つです。
- ⑷ pH3で抗原抗体複合体は安定である。強い酸性では解離します。
- ⑸ 56 ℃で抗原抗体複合体は安定である。この温度では不安定になります。
解説
正解は⑶です。抗原と抗体の結合は、水素結合、イオン結合、疎水結合、ファンデルワールス力といった弱い非共有結合の組合せによって成り立ちます。そのため結合は可逆的で、pHや温度、塩濃度を変えると解離します。pH3のような強い酸性では複合体は解離し、この性質は抗体の精製にも使われます。56 ℃30分の処理は補体を失活させる操作で、この温度でも抗原抗体複合体は不安定になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成