血中イオン化カルシウムが低下するのはどれか。
血中イオン化カルシウムが低下するのはどれか。
- ⑴ クレンチング見かけ上の上昇を招きます。
- ⑵ 全血室温放置血球の解糖に伴って低下します。
- ⑶ 長時間の駆血血液が濃縮されて上昇します。
- ⑷ 立位での採血血液が濃縮されて上昇します。
- ⑸ ヘパリンの混入キレート作用はなく、大きく影響しません。
解説
正解は⑵です。全血を室温に放置すると、血球の解糖によって乳酸が生じて血液が酸性に傾きます。pHが下がるとアルブミンに結合していたカルシウムが遊離しそうに思えますが、実際には重炭酸の消費と二酸化炭素の変動によりイオン化カルシウムは低下します。クレンチングと長時間の駆血、立位での採血は血液の濃縮や乳酸の産生で見かけ上上昇し、ヘパリンはキレート作用を持たないため大きく影響しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成