頻回の動悸を主訴に来院した患者の心電図(別冊No. 3)を別に示す。動悸の原因で…
頻回の動悸を主訴に来院した患者の心電図(別冊No. 3)を別に示す。動悸の原因で最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 心室細動波形が定まらない致死的な所見です。
- ⑵ 洞性不整脈呼吸に伴ってRR間隔が変わる所見です。
- ⑶ 洞不全症候群徐脈や洞停止を示す病態です。
- ⑷ 洞房ブロックP波が周期的に欠落する所見です。
- ⑸ 発作性上室頻拍幅の狭いQRSが規則正しく連続します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。示された心電図では、幅の狭いQRS波が規則正しく毎分150回前後で連続しており、先行するP波は確認できません。これは房室結節などを回路とする発作性上室頻拍の所見で、突然始まり突然止まる動悸の原因になります。心室細動は不規則で波形が定まらない致死的な所見、洞性不整脈と洞不全症候群、洞房ブロックはいずれも徐脈側の異常です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成