髄液の墨汁標本(別冊No. 14)を別に示す。推定される菌種の特徴で正しいのはど…
髄液の墨汁標本(別冊No. 14)を別に示す。推定される菌種の特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ 二形性を示す。二形性真菌の性質です。
- ⑵ 発芽管を形成する。Candida albicansの性質です。
- ⑶ 仮性菌糸を形成する。多くのCandida属の性質です。
- ⑷ 厚膜胞子を形成する。Candida albicansの性質です。
- ⑸ ウレアーゼを産生する。同定に用いる重要な性状です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。示された墨汁標本では、菌体の周囲に墨の粒子が入らない厚い透明な輪が認められます。これは莢膜で、Cryptococcus neoformansに特徴的な所見です。本菌はウレアーゼを産生するため、ウレアーゼテストが陽性になり、同定の手がかりになります。二形性は二形性真菌、発芽管と厚膜胞子はCandida albicans、仮性菌糸は多くのCandida属の性質です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-07.html)を加工して作成