大腸癌の特殊染色標本(別冊No. 9)を別に示す。この染色法が目的とする対象はど…
大腸癌の特殊染色標本(別冊No. 9)を別に示す。この染色法が目的とする対象はどれか。
- ⑴ 筋線維PTAH染色などで染めます。
- ⑵ 弾性線維静脈侵襲の判定のために染めます。
- ⑶ 細網線維鍍銀法で染めます。
- ⑷ 膠原線維Masson trichrome染色などで染めます。
- ⑸ 神経線維鍍銀法や免疫染色で示します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。示された標本では、血管壁や間質に細く波打つ線維が濃く染め分けられており、これは弾性線維を目的とする染色です。大腸癌では、弾性線維で縁取られた静脈の壁を腫瘍が越えているかどうかを見て、静脈侵襲の有無を判定します。elastica van Gieson染色やVictoria blue染色が用いられます。筋線維はPTAH、細網線維は鍍銀法、膠原線維はMasson trichromeで染めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-07.html)を加工して作成