長期入院患者が抗菌薬投与中に下痢を発症した。考えられる原因菌はどれか。
長期入院患者が抗菌薬投与中に下痢を発症した。考えられる原因菌はどれか。
- ⑴ Bacillus cereus食中毒の原因菌です。
- ⑵ Clostridium difficile腸内細菌叢の乱れに乗じて増えます。
- ⑶ Clostridium perfringens食中毒の原因菌です。
- ⑷ Salmonella Typhimurium経口感染による腸炎の原因菌です。
- ⑸ Shigella sonnei経口感染による腸炎の原因菌です。
解説
正解は⑵です。抗菌薬を使うと腸内細菌叢が乱れ、芽胞を持つClostridioides difficileが増えてトキシンAとトキシンBを産生し、下痢や偽膜性大腸炎を起こします。長期入院中の患者で抗菌薬投与中に下痢が出た場合は、まずこの菌を疑います。Bacillus cereusとClostridium perfringensは食中毒、Salmonella TyphimuriumとShigella sonneiは経口感染による腸炎の原因菌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-05.html)を加工して作成