各種ガスの体内における移動について正しいのはどれか。
各種ガスの体内における移動について正しいのはどれか。
- ⑴ 二酸化炭素の運搬に赤血球は関与しない。赤血球の炭酸脱水酵素が関与します。
- ⑵ 一酸化炭素の肺拡散能は酸素と同等である。拡散のしやすさがほぼ同等です。
- ⑶ 酸素は主に血漿中の溶存酸素として運ばれる。大部分はヘモグロビンに結合して運ばれます。
- ⑷ 一酸化炭素のヘモグロビン親和性は酸素より低い。酸素の200倍以上高い親和性です。
- ⑸ 酸素解離曲線の左方シフトは末梢組織における酸素解離を促進する。末梢での解離を妨げます。
解説
正解は⑵です。一酸化炭素と酸素は分子の大きさと溶解度が近いため、肺胞膜を通る拡散のしやすさはほぼ同等です。そのため肺拡散能の測定には一酸化炭素が使われます。二酸化炭素は赤血球の炭酸脱水酵素によって重炭酸に変えられて運ばれ、酸素の大部分はヘモグロビンに結合して運ばれます。一酸化炭素のヘモグロビン親和性は酸素の200倍以上高く、酸素解離曲線の左方シフトは末梢での解離を妨げます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-05.html)を加工して作成