電子顕微鏡標本作製で固定に用いる試薬はどれか。 2 つ選べ。
電子顕微鏡標本作製で固定に用いる試薬はどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ ピクリン酸光学顕微鏡用の固定液の成分です。
- ⑵ オスミウム酸脂質を固定し電子密度を高めます。
- ⑶ トリクロロ酢酸脱灰液などに用いる試薬です。
- ⑷ ブアン〈Bouin〉液光学顕微鏡用の固定液です。
- ⑸ グルタールアルデヒド蛋白質を架橋する前固定に用います。
解説
正解は⑵と⑸です。透過型電子顕微鏡の標本では、まずグルタールアルデヒドで前固定して蛋白質を架橋し、続いてオスミウム酸で後固定して脂質を固定するとともに電子密度を高めます。二重固定と呼ばれる手順です。ピクリン酸とブアン液は光学顕微鏡用の固定液、トリクロロ酢酸は脱灰液や蛋白の沈殿に用いる試薬で、電子顕微鏡の固定には使いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-05.html)を加工して作成