蛋白質を界面活性剤で処理してからポリアクリルアミドのゲルの中で電気泳動を行うと、…
蛋白質を界面活性剤で処理してからポリアクリルアミドのゲルの中で電気泳動を行うと、分子の大きさに応じた分離が得られる。この方法の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 分子の大きいものほど網目を速く通るため、大きいものが先に遠くまで進みます。大きい分子は網目に引っかかって進みが遅く、小さい分子のほうが速く進みます。
- ⑵ 界面活性剤が結びつくことで蛋白質が帯びる電気の差がかえって大きくなり、その電気の差の大小によって分離が生じます。帯びる電気の差はそろえられて小さくなり、大きさの差が分離の元になります。
- ⑶ 界面活性剤が結びついて分子が同じ割合の負の電気を帯びるため、進む速さがゲルの網目の通りにくさで決まります。電気の帯び方の差が消えるので、残る違いは網目を通るときの大きさの差になります。
- ⑷ この方法では立体の形の違いが速さを決めるため、同じ大きさでも形が違えば別の位置に分かれます。界面活性剤で立体の形はほどけてそろうため、残る違いは大きさになります。
- ⑸ ゲルの網目の細かさは分離に関わらず、分離はもっぱら界面活性剤の量によって決まります。網目の細かさが通りにくさを決めるため、目的に応じて濃度を選びます。
解説
正解は⑶です。界面活性剤で処理すると、蛋白質の立体の形はほどけ、分子の長さにほぼ比例した数の界面活性剤が結びつきます。その結果、どの分子も単位の質量あたり同じ程度の負の電気を帯びることになり、電気の帯び方の差による違いが消えます。残るのはゲルの網目を通るときの通りにくさの差なので、進む速さは分子の大きさで決まり、小さい分子ほど速く遠くまで進みます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。