誘発電位は、同じ刺激を何度も与えて得られた記録を重ね合わせることで取り出される。…
誘発電位は、同じ刺激を何度も与えて得られた記録を重ね合わせることで取り出される。この重ね合わせの働きについて正しいのはどれか。
- ⑴ 重ね合わせは記録の増幅と同じ働きであり、雑音も目的の成分と同じだけ大きくなります。増幅では雑音も同じだけ大きくなりますが、重ね合わせでは雑音は打ち消されます。
- ⑵ 重ね合わせる回数を増やすと目的の成分も同じ割合で打ち消されるため、回数は少ないほうがよいです。目的の成分は回数に応じて加わって育つため、回数を増やすと見分けやすくなります。
- ⑶ 刺激を与える間隔をそろえる必要はなく、間隔が毎回変わっても得られる波形は変わりません。刺激からの時間を基準に重ねるため、記録を切り出す時点をそろえる必要があります。
- ⑷ 体の動きや筋の活動が混じった記録も、重ね合わせれば必ず取り除けるので除外は要りません。大きな混入は重ね合わせても残るため、混入した記録は除いてから重ねます。
- ⑸ 刺激からの時間が毎回そろう成分だけが残り、そろわない脳波や雑音は打ち消し合って小さくなります。時間の関係が一定の成分は加わって育ち、無関係な成分は互いに打ち消されます。
解説
正解は⑸です。誘発電位は、背景の脳波に比べてごく小さいため、そのままでは見分けられません。同じ刺激を繰り返し、刺激の時点を基準に切り出した記録を重ね合わせると、刺激からの時間が毎回そろう成分は加わって育ち、時間の関係が定まらない背景の脳波や雑音は互いに打ち消されて小さくなります。重ねる回数を増やすほど小さな成分が見えますが、大きな混入が入った記録は除いてから重ねます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。