解熱鎮痛薬として広く使われているアセトアミノフェンを、一度に大量に飲んだ人が救急…
解熱鎮痛薬として広く使われているアセトアミノフェンを、一度に大量に飲んだ人が救急外来へ運ばれてきた。この中毒について正しいのはどれか。
- ⑴ この薬は体内で速やかに分解されるため、飲んでからの時間を確かめる意味は乏しくなります。飲んでからの時間は濃度の解釈と治療の開始の判断に欠かせない情報になります。
- ⑵ この薬は肝で代謝を受けないまま尿へ出るため、臓器の障害はもっぱら腎に限られます。肝で代謝を受け、その過程で生じる物質が肝の細胞を傷めることが問題になります。
- ⑶ 症状は飲んだ直後に最も強く現れ、半日ほど様子をみて変化がなければ以後の観察は要らなくなります。肝の障害は数日たってから現れるため、直後に変化がなくても観察を続けます。
- ⑷ 飲んだ直後は吐き気ほどの症状にとどまり、数日たってから肝の障害が現れてくることがあります。肝で作られる有害な代謝物によって障害が進むため、症状の現れ方が遅れます。
- ⑸ 血液中の濃度を測っても中毒の重さの見当はつかないため、飲んだ量の聞き取りだけで判断します。服用からの時間と血液中の濃度の組合せが、治療の必要性を判断する手がかりになります。
解説
正解は⑷です。アセトアミノフェンを大量に飲んだ場合、飲んだ直後は吐き気などにとどまり、目立った症状が出ないことがあります。しかし肝で代謝される過程で生じる物質が肝の細胞を傷めるため、数日たってから肝の酵素の上昇や黄疸として障害が現れてきます。このため直後に変化がなくても観察を続けます。飲んでからの時間と血液中の濃度を合わせて、解毒のための薬を用いるかどうかを判断します。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。