皮膚に点状の出血が多数みられる患者で、血小板数が著しく低い一方、赤血球数と白血球…
皮膚に点状の出血が多数みられる患者で、血小板数が著しく低い一方、赤血球数と白血球数は正常であった。骨髄では血小板を作るもとの細胞が増えていた。この所見の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 脾臓が小さくなって血小板をためられなくなり、こわされる場所が増えている状態にあたります。脾臓に血小板がとどまって減るのは脾臓が大きくなった場合で、小さい場合ではありません。
- ⑵ 凝固の因子が全身で使われて減っており、血小板もあわせて消費されている状態にあたります。その状態では赤血球が壊れる所見や凝固の検査の異常も加わるのがふつうです。
- ⑶ 採血管の中で血小板が固まって数えられていないだけで、体の中の血小板の数は保たれています。その場合は出血の症状が出ないため、点状出血がある本例の説明にはなりません。
- ⑷ 骨髄で血小板が作られる量が減っており、その結果として末梢の血小板が少なくなっています。もとの細胞が増えていることから、作られる量が減っている状態とは考えられません。
- ⑸ 末梢で血小板がこわされる速さが増しており、骨髄はそれを補うために産生を高めています。産生が高まっているのに数が少ないことは、末梢での破壊が進んでいることを示します。
解説
正解は⑸です。血小板を作るもとの細胞が骨髄で増えているのに末梢の血小板数が低いという組合せは、作られる量が足りないのではなく、末梢でこわされる速さが産生を上回っていることを示します。赤血球数と白血球数が正常で血小板だけが減っており、点状の出血がみられることから、血小板に対する抗体によって破壊が進む特発性血小板減少性紫斑病などが考えられます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。