ネコを終宿主とする原虫で、ヒトは加熱の足りない肉や、ネコの糞に混じって出る形のも…
ネコを終宿主とする原虫で、ヒトは加熱の足りない肉や、ネコの糞に混じって出る形のものを口から取り込んで感染する。この原虫症について正しいのはどれか。
- ⑴ 健康な人では症状の出ないことが多い一方、妊娠中に初めて感染すると胎児に影響が及ぶことがあります。多くは無症状で経過しますが、妊娠中の初感染では原虫が胎盤を越えて胎児に達します。
- ⑵ ヒトからヒトへせきやくしゃみで広がるため、感染した人は個室での管理が求められます。感染は口から取り込むことで起こり、せきやくしゃみで人から人へ広がるものではありません。
- ⑶ 妊娠前から抗体をもっている人のほうが、妊娠中に初めて感染した人より胎児への影響が大きくなります。胎児への影響が問題になるのは妊娠中の初感染で、妊娠前の感染では影響はまれです。
- ⑷ 感染するとほとんどの人が高い熱と白っぽい便を起こすため、症状の組合せから診断がつけられます。健康な人の多くは症状が出ないまま経過するため、症状からの診断はできません。
- ⑸ この原虫は腸の粘膜にとどまる性質をもち、感染の有無は便の顕微鏡検査で確かめられます。ヒトでは腸から全身へ広がって筋肉や脳にとどまるため、便の検査では確かめられません。
解説
正解は⑴です。ネコを終宿主とするこの原虫はトキソプラズマで、加熱の足りない肉やネコの糞に由来するものを口から取り込んで感染します。健康な人では症状が出ないまま経過することが多いのですが、妊娠中に初めて感染すると原虫が胎盤を越えて胎児に達し、脳や目に障害を残すことがあります。免疫の低下した人では脳に病変を作ることがあります。診断は血液の抗体を調べる検査によって行います。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。