加熱の足りないブタ肉から感染する条虫と、ウシ肉から感染する条虫とでは、ヒトに起こ…
加熱の足りないブタ肉から感染する条虫と、ウシ肉から感染する条虫とでは、ヒトに起こりうることに違いがある。この違いの説明として正しいのはどれか。
- ⑴ ブタ肉から感染する条虫では、虫卵を口から取り込むと幼虫が筋肉や脳などにとどまって病変を作ります。有鉤条虫の虫卵を取り込むとヒトが中間宿主にもなり、組織に幼虫がとどまります。
- ⑵ どちらの条虫も感染するのは幼虫を含む肉を食べたときだけで、虫卵は腸を通り過ぎるだけで終わります。ブタ肉から感染する条虫では虫卵を取り込んだ場合にも幼虫が組織にとどまります。
- ⑶ ウシ肉から感染する条虫では、成虫が腸の中で分かれて数を増やすため、多数の成虫が同時に寄生します。腸の中で成虫が分かれて増えることはなく、寄生する成虫はふつう一匹です。
- ⑷ ウシ肉から感染する条虫は、成虫が腸の壁を破って腹腔へ出るため腹膜の炎症を起こしやすいです。成虫は腸の中に頭部で付着してとどまり、腸の壁を破って腹腔へ出ることはありません。
- ⑸ ブタ肉から感染する条虫は腸の中で成虫にならず、幼虫のまま便に出て人から人へ直接広がります。ブタ肉から入った幼虫は腸で成虫になり、便に出るのは幼虫ではなく虫卵や片節です。
解説
正解は⑴です。ブタ肉から感染する有鉤条虫と、ウシ肉から感染する無鉤条虫は、どちらも幼虫を含む肉を食べることで腸に成虫が寄生します。違いは虫卵を口から取り込んだときで、有鉤条虫ではヒトが中間宿主にもなり、幼虫が筋肉や皮下、脳などにとどまって病変を作ります。脳に生じた場合はてんかんの発作の原因になります。無鉤条虫ではこの形の病変は生じないため、患者や周囲の人の衛生の指導が重要になります。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。