腰椎穿刺で無色透明の脳脊髄液が得られた。この検体の成分を、同時に採血して得た血漿…
腰椎穿刺で無色透明の脳脊髄液が得られた。この検体の成分を、同時に採血して得た血漿と比べたときの説明として正しいのはどれか。
- ⑴ ナトリウムの濃度は血漿の半分ほどしかありません。髄液のナトリウム濃度は血漿とほぼ同じです。
- ⑵ 赤血球と白血球が血液と同じ程度に含まれるため、細胞の数は血液とほぼ等しくなります。正常な髄液に赤血球はなく、白血球もごくわずかです。
- ⑶ 蛋白の濃度は血漿とほぼ等しく、含まれる蛋白の種類の割合も血漿とほぼ同じになります。蛋白は血漿よりはるかに低く、種類の割合も異なります。
- ⑷ 蛋白の濃度は血漿よりはるかに低く、クロールの濃度は血漿より高くなります。蛋白は血漿の200分の1ほどで、クロールは血漿より高くなります。
- ⑸ ブドウ糖の濃度は血漿より高く、髄液は脳のために糖を蓄えるはたらきをもっています。ブドウ糖は血漿の6割ほどで、蓄えるはたらきはありません。
解説
正解は⑷です。脳脊髄液の蛋白の濃度は血漿の200分の1ほどで、はるかに低くなります。一方クロールの濃度は血漿より高い値をとります。ブドウ糖は血漿の6割ほどで、糖を蓄えるはたらきはありません。正常な髄液には赤血球がなく、白血球もごくわずかです。血液脳関門を通れるものが限られるため、血漿とは成分の組み合わせが大きく違います。
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