肝臓の働きを血液の検査で確かめるときは、性質の違う項目を組み合わせて読む必要があ…
肝臓の働きを血液の検査で確かめるときは、性質の違う項目を組み合わせて読む必要がある。この読み方について正しいものを2つ選べ。
- ⑴ 細胞の中の酵素の活性が高いほど蛋白を作る力も強いといえるので、酵素の活性で肝の働きの全体を判断できます。酵素の活性が高いのは細胞が壊れている印で、作る力とは結びつきません。
- ⑵ プロトロンビン時間はビタミンKの不足でも延びるため、肝の作る力だけを表しています。ビタミンKの不足でも延長するため、肝の作る力だけを表すとはいえません。
- ⑶ アルブミンが低いときは肝の障害を示すので、尿への蛋白の漏れは後から調べます。尿への漏れや腸からの喪失、栄養の不足でもアルブミンは低くなります。
- ⑷ 細胞が壊れているかは細胞の中の酵素の活性でみて、蛋白を作る力はアルブミンやプロトロンビン時間でみます。壊れ具合と作る力は別のことなので、それぞれに向いた項目で確かめます。
- ⑸ アルブミンは血液中に長くとどまるため、短い期間の変化を追うには半減期の短い蛋白のほうが向きます。アルブミンは入れ替わりが遅いので、急な変化は半減期の短い蛋白で追います。
解説
正解は⑷と⑸です。肝臓の検査では、細胞が壊れていることを示す項目と、蛋白を作る力を示す項目を分けて読みます。酵素の活性が高いのは細胞が壊れている印であり、働きが強いことを意味しません。蛋白を作る力はアルブミンやプロトロンビン時間でみますが、アルブミンは入れ替わりが遅いため、短い期間の変化は半減期の短い蛋白で追います。
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