乳児期の後半から中耳炎と肺炎を繰り返し、血液中の免疫グロブリンがどのクラスも著し…
乳児期の後半から中耳炎と肺炎を繰り返し、血液中の免疫グロブリンがどのクラスも著しく低い男児がいる。この病態の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 補体の一部が生まれつき欠けた状態であり、免疫グロブリンが作られなくなるのはその結果です。補体が欠けても抗体を作る仕組みは残るため、免疫グロブリンは減りません。
- ⑵ Bリンパ球が成熟せず抗体を作れないため、莢膜をもつ細菌などによる感染を繰り返しやすくなります。抗体が作れないと細菌を包んで処理する働きが弱まり、感染を繰り返します。
- ⑶ 好中球が取り込んだ異物を殺す働きが失われた状態で、免疫グロブリンもそれに伴って減っていきます。好中球の殺菌の働きが失われても、免疫グロブリンの量は保たれます。
- ⑷ 母親から受け取った抗体が減っただけの一時的な状態なので、生後半年を過ぎれば感染は起こらなくなります。一時的な状態なら自分で抗体を作り始めますが、この患者は作れていません。
- ⑸ Tリンパ球の働きだけが失われた状態なので、血液中の免疫グロブリンの量は保たれているはずです。この患者では免疫グロブリンが著しく低いため、その状態では説明できません。
解説
正解は、Bリンパ球が成熟せず抗体を作れないため感染を繰り返しやすくなるという説明です。母親から受け取った抗体は生後半年ごろまでに減るため、自分で抗体を作れない場合はその後から感染を繰り返すようになります。免疫グロブリンがどのクラスも著しく低いことは、抗体を作る仕組みそのものの障害を示します。Tリンパ球や好中球、補体の障害では免疫グロブリンの量は保たれます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。