胆道が詰まって胆汁が腸へ流れなくなっている患者で、皮下出血がみられ、プロトロンビ…
胆道が詰まって胆汁が腸へ流れなくなっている患者で、皮下出血がみられ、プロトロンビン時間が延長していた。この状態の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 全身の血管の中で凝固が起こって因子が使い果たされた状態と考え、脂の吸収の悪さが直接の原因です。全身で凝固が進む状態は感染や悪性腫瘍などで起こり、脂の吸収の悪さでは起こりません。
- ⑵ ビタミンKは水に溶けるので胆汁が流れなくても吸収は保たれ、原因は肝臓での合成の障害だけと考えます。ビタミンKは脂に溶けるので、胆汁が腸に流れないと吸収が悪くなります。
- ⑶ 脂に溶けるビタミンKの吸収が悪くなり、肝臓で作られる一部の凝固因子が働く形に仕上げられないためと考えます。胆汁が腸に流れないと脂に溶けるビタミンKが吸収されず、一部の凝固因子が働けません。
- ⑷ 血小板が免疫の働きによって壊されて数が減ったためと考え、プロトロンビン時間が延長したこともこれで説明できます。血小板が減っても凝固因子は減らないので、プロトロンビン時間は延長しません。
- ⑸ フィブリンを溶かす働きが強まったためと考え、このとき凝固因子の量そのものは保たれています。溶かす働きが強まっただけではプロトロンビン時間の延長を説明できません。
解説
正解は、脂に溶けるビタミンKの吸収が悪くなり、一部の凝固因子が働く形に仕上げられないためという説明です。胆汁は脂の吸収を助けるので、腸へ流れないとビタミンKが吸収されにくくなります。ビタミンKは肝臓で一部の凝固因子を働く形に仕上げるのに必要で、足りないと働けない因子が増えてプロトロンビン時間が延長します。血小板が減った場合はこの時間は延長しません。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。